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漫画の力で元気な企業と豊かな社会を【合同会社マンガワークス】

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全てはクライアント企業の課題解決のために

―マンガワークスを創業されるまでの経緯を教えてください

最初に勤めた大手出版社で雑誌の編集に携わったのが、編集者としてのキャリアの始まりです。その後、書籍の編集から営業と出版業界で経験を積んだ後、2006年に独立して出版社を立ち上げました。幸いなことに会社を設立して最初に手がけた書籍がベストセラーとなり映画化を実現。以来12年間、出版社の経営を続けてきました。

その他にもいくつものヒット作を世に出し、自分自身は売れる本をどれだけでも出せる自信はあったのですが、出版社として事業をスケールさせるためには編集者を育てなければなりません。この後進となる編集者の育成が私にはできなかった。結果的に12年目に会社を畳むことになりました。

会社を失って一時期は失意のどん底にまで落ち込みましたが、そんな私の励みになったのが数年前に本を出すお手伝いをさせていただいたある会社の売上げがたった3年で5倍に成長していたこと。その会社の社長に会ってお話を伺ったところ「あの本があったおかげだ」と言ってもらえたんです。出版のノウハウが会社の成長に役立つんだということに気がついた瞬間でした。

一冊の書籍が、会社の従業員を増やし事業を成長させることができたという事実に私は救われた思いでした。「これまで積み重ねてきた出版のノウハウを活かして会社が成長するお手伝いをしたい」。そう思えたことで、会社の成長を支援する事業でリスタートすることを決意。2018年9月にマンガワークスを設立することとなりました。

―事業会社の支援に漫画を活用しようと考えたのはなぜでしょうか?

マンガワークスを設立するにあたって特に意識したのは、それまでとは全く違う新しいビジネスにチャレンジすること。出版業界は20年で売上げが半分になった業界です。本を売って稼ぐという従来と同じような出版のビジネスモデルでは再スタートを切った意味がない。まだ誰もやったことがないビジネスに挑戦してみたいという思いがありました。

ただ、それまでのキャリアの中で、私自身が漫画の編集者をしていたわけではありません。企業が抱えている問題を解決するための手段として漫画に着目したのは、お客様からの要望がきっかけでした。ご縁があってお手伝いをさせていただくことになった会社の社長から「漫画をつくりたい」とお話を頂いたんです。

そのお客様からの相談があったことで、漫画という表現媒体が様々な場面で企業の課題解決に活用できるのではないかと考えるようになりました。外向きではお客様に会社の魅力や商品の特徴を伝えるツールとして、内向きでは従業員に会社への愛着を深めてもらうツールとして、幅広く活用することができる漫画の可能性に気がつくことができたのです。

ただ、社長や担当者の方とお話しする中で、必ずしも漫画ありきの提案はしないようにしています。たとえば、その会社が抱えている急務の課題がマネジメント層の人材採用だった場合、漫画を制作するのでは時間がかかってしまいます。そういった場合は、求人に強い営業マンを紹介したり、直接課題を解決するのに相応しい提案をさせていただいています。

私が目指しているのは、企業が直面している課題を解決し事業を成長に導くためのお手伝いをすること。漫画で全ての課題を解決できるわけではないため、むやみに漫画制作をお勧めすることはありません。これまでの経験から、漫画を活用することで必ず課題解決に繋げることができると確信しているケースのみ、活用方法も含めて漫画制作をご案内しています。

―漫画制作はあくまで手段の一つとしてご提案されているのですね

マンガワークスの強みは、漫画を営業するのではなく企業の課題解決にフォーカスした提案をすることだと思っています。自社の商品に企業の課題を当て込むのではなく、相手の課題感に合わせて一番適切な解決策をご提案することを常に心がけているんです。そのため、出版や漫画のサービス以外にも、「社長のロケットチーム」という支援体制を構築しています。

「社長のロケットチーム」とは、会社の課題を解決するためにスポットで協力してくれるプロフェッショナルのネットワークです。たとえば、セミナーや講演など人前で発表する機会が多い社長には、プレゼン資料作成のプロ、話し方のプロ、衣装コーディネートのプロといった三人の専門家をご紹介させていただくことも。

その他にも補助金申請やメディアプロモーションなど、あらゆるジャンルで会社の困りごとに対応させていただけるよう、幅広い分野の専門家との人脈づくりを意識しています。ご相談いただいた社長の求めるものを私が持っていなくても「新保に相談したら誰か紹介して解決してくれる」。そう思っていただけることを強みにしていきたいと思っているからです。

この専門家を紹介するにあたって一切対価は頂きません。目の前の方の幸福を追求することが第一なので、そこで紹介料などを頂くのは私の目指す仕事の在り方ではないんです。直接は仕事にならなくとも、そういった方々との出会いを一つひとつ大切にしていくことが信用に繋がり、後々でかけがえのない財産になっていくと思っています。

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