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愛ある経営を実践する【株式会社ワイズ・インフィニティ】

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株式会社ワイズ・インフィニティ

代表取締役 山下 奈々子 氏のインタビュー

テレビ番組や映画の字幕や吹き替えなど映像に特化した翻訳事業を手がけ、映像翻訳者を育成するスクール運営も行っている株式会社ワイズ・インフィニティ。フリーランスの翻訳者から「目の前の困っている人を助けたい」という一念で会社を設立し、「愛ある経営」を実践し続ける代表取締役 山下 奈々子 氏のストーリーを紹介します。

株式会社ワイズ・インフィニティとは

―はじめに、株式会社ワイズ・インフィニティがどのような会社か教えてください

株式会社ワイズ・インフィニティは主に映像翻訳を手がけている会社です。アメリカ留学から帰国後、フリーランスの翻訳者を経て2000年に会社を立ち上げました。全国で約2000社ある翻訳会社のうち映像翻訳を専門的に扱っている会社は1%以下。映像翻訳は非常にニッチな市場なんです。

テレビのニュースや情報番組で海外の方が喋っている映像にテロップを付けたり、映画やネット配信動画の字幕や吹き替えを制作するのが映像翻訳の主な仕事。20年前に私一人で始めたこの会社も、現在では約700名の外注翻訳者と提携して世界50カ国以上の言語に対応するまでになりました。

外国語の翻訳以外にも、クローズドキャプションと呼ばれる聴覚障がい者向けの字幕制作事業も行っています。また、制作の仕事だけでなく東京・大阪・名古屋の三都市で映像翻訳スクールも開講。これまで培ってきた映像翻訳のノウハウを活かした実践的なカリキュラムで、映像翻訳者の育成にも力を注いでいます。

企業としての強み・こだわり

―同業他社と比べて強みや差別化のポイントはどのようなところでしょうか

テレビや映画などエンターテイメント系の仕事がメインではありますが、一般企業が広報などを目的として海外向けに制作する映像の翻訳も手がけています。それぞれ専門にやっている会社もある中、ワイズ・インフィニティではどちらにも対応できるのが特徴。エンタメ系の仕事で培った映像翻訳の技術を一般企業向けのサービスにも活かしているんです。

そして、同時にたくさんの仕事を受注しても、工程どおりに仕上げて期日までにきっちり納品できる体制を構築していることが最大の強み。現在では私が現場の仕事に携わることはまずありません。社員と外注翻訳者の方々とのチームワークでクオリティの高い仕事を安定して回す仕組みができあがっています。やっぱり経営は仕組みが全てなんですね。

社員たちには、外注翻訳者の方々にただ仕事をお願いするのではなく「その翻訳がどういった形で世の中に出ていくのか説明するように」と常々言っています。そうすることで、外注翻訳者の方々にもチームの一員という認識を持ってもらえるからです。外注先も含めて一つのチームとして翻訳に取り組むことで、安定した制作体制を構築することができています。

経営理念について

―御社で掲げている企業理念について教えてください

企業理念は「愛ある経営」を実践する。この理念は創業して間もない頃に定めました。マザー・テレサが「愛の反対語は無関心」だと言っているように、「愛」=「関心を持つこと」だと思うんです。消費者や取引先、社員はもちろん、社会に対して関心を持って関わり合う会社にしたいという想いを込めています。この想いは20年目を迎えた今も変わりません。

フリーランスの翻訳者をしていた頃から、人から何か相談をされると自分の技術や能力が及ばないようなことでも「断ったらこの人が困るだろうな」「何とか力になれないかな」と考える性分でした。「目の前の困っている人を助けたい」と思い続けてきたことが、ワイズ・インフィニティの理念「愛ある経営」につながっています。

経営方針の一つに「可能な限りお客様の力になり、頼られる存在であり続ける」と謳っているのも、仕事は目の前の困っている人を助けてあげることに尽きると思っているから。お客様ごとに求める内容は当然異なります。お客様のご要望に応えて様々な困り事を解決するのが会社の使命。それができなければ企業としての存在価値はないと思っています。

今後の目標について

―最後に、これからの展望についてお聞かせください

AIが進化し機械翻訳の精度が高まることで将来的に翻訳の仕事はなくなると言われています。エンターテイメント系の翻訳業務ではまだしばらく人の手は必要だと思いますが、技術は目まぐるしい早さで進化しているので、現状に甘んじることなく人間にしかできないことは何なのかを追求していかなければなりません。

ただ、私は「翻訳」の仕事にこだわってはいないんです。社員たちにも「ウチは翻訳会社ではない」とよく言っています。企業として一番大切なことは継続すること。時代の流れやニーズの変化に対応して、業種・業態を変えてでもワイズ・インフィニティを継続させていくことを第一義に考えています。

社員たちにもアイデアを出してもらいながら、企業理念から外れていない事業であれば何でも挑戦していくつもりです。社名にもあるように、会社に集うすべての知恵(ワイズ)を駆使して無限大(インフィニティ)の可能性を引き出し合うことで、これからも「愛ある経営」を実践していきたいと思っています。

株式会社 ワイズ・インフィニティ
代表取締役: 山下 奈々子
設立:2000年2月24日
所在地:【東京本社】〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-9 ラウンドクロス赤坂2階
URL:http://www.wiseinfinity.com