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クラウドシステムで「働く」を「楽」にする【株式会社CVSコンシェル】

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株式会社CVSコンシェル

代表取締役社長 松村 芳晴 氏のインタビュー

小売店・飲食店の働き方をサポートするクラウドシステム「KIZUNAALPHA」を提供する株式会社CVSコンシェル。自身がコンビニの経営に携わりながら、同じ悩みを抱える全ての人の業務負担を軽減したいとの想いからKIZUNAALPHAを開発した松村芳晴代表に、システムの開発に至るまでの背景、今後の事業展開にかける想いをお話しいただきました。

小売店・飲食店向けシステム開発への想い

― はじめに、CVSコンシェルの主な事業やサービスについて教えてください

CVSコンシェルでは、小売店や飲食店の働き方をサポートするクラウドシステムKIZUNAALPHA(キズナアルファ)の開発・販売を行っています。

KIZUNAALPHAは、店舗で働く従業員の方々の「働く」を楽にするためのシステム。小売店・飲食店の店長やマネージャーといった管理責任者の方々にとって大きな負担となっている「情報共有・コミュニケーション」と「シフト管理」の業務を、クラウドシステムによってサポートし負荷を軽減させることができます。

店長やマネージャーの方々は、仕事自体は好きなものの管理業務の負担に圧し潰されて辞めてしまうケースが多いんです。そういった業務負担を軽減することで楽しく仕事に打ち込めるようになれば結果的にサービスレベルも上がり、店舗に来店するお客様にも喜んでもらうことができるようになります。

管理業務をクラウドシステムでサポートすることにより経費も削減でき企業としてもメリットがありますし、業務負担が軽減される管理責任者にとっても、働きやすくなるスタッフにとっても、サービスを受けるお客様にとってもプラスになる。全ての人にとって良い効果をもたらすことができるシステム。それがKIZUNAALPHAです。

― どのような経緯でKIZUNAALPHAを開発されたのでしょうか?

小売店・飲食店向けのシステムを開発しようと思ったのは、2016年に大手コンビニチェーン加盟店の店長が過労死する事件が起こったこときっかけです。調べてみると、8ヶ月間で数日しか休みがないような本当に過酷な労働環境で、しかも過労死した店長だけでなく、オーナー自体も長時間労働していたことが分かりました。

当時、私自身もコンビニ9店舗、飲食店2店舗の経営に携わっており、両事業あわせて200名以上のスタッフを雇用していたため、店舗運営の大変さは身に染みています。コンビニオーナーの一人として、コンビニ店長の過労死事件は他人事ではないと背筋に冷たいものが走りました。

自分の会社でもスタッフがいないときは店長がシフトに入らざるを得ないような状況でしたし、同じような問題を起こしてしまったら取り返しがつきません。奇しくも大手広告代理店社員の過労死や大手運送会社の過重労働が社会的に問題視されていた時期でもあり、社会課題でもある労働環境の問題を抜本的に解決する仕組みが必要だと考えるようになりました。

慢性的な人手不足が深刻化している今、個人の努力だけで乗り切ろうとする時代遅れの根性論では問題を解消することはできません。私自身が店舗を運営するにあたって悩んでいた作業的・精神的な業務負担をシステムを活用して軽減することはできないかと考え、KIZUNAALPHAを開発するに至りました。

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